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未出走(みしゅっそう)

   まだ出走した事のないこと。2歳から3歳の春までは競走番組で「新馬戦」という番組が組まれている
  ため、まだ走っていない馬を「未出走馬」と呼ばず「新馬」といっている。春後半になると未出走馬だけ
  で戦う未出走競走の番組が出来る。

 

未勝利(みしょうり)

   出走して1着(重賞の2着)になったことのないことを「未勝利」という。未勝利戦には未出走馬も出走
  出来るが、未出走の馬は新馬戦や未出走戦に出走する事が多い。また、未勝利戦は中央の4場所で
  は3歳の秋口で終わる。

 

見せムチ(みせムチ)

   ムチは本来馬を叩くために持たれ使われるのだが、馬によっては叩くとかえって頭を上げたり反抗し
  たりすることもある。こうしたムチで叩かれることを嫌う馬にはムチを見せることによって走る気を起こ
  させる。これを「見せムチ」といい、日本でも数多くの騎手がこの見せムチを駆使している。

 

道悪(みちわる)

   馬場状態を表す言葉で「重」や「不良」のことを総称して「道悪」というが、湿っているというより

  ぬかるんでいる馬場のときに「道悪」というようだ。

 

三日針(みっかばり)

   疲れの出ているところに部分的に行う笹針治療。

 

身っ食い(みっくい)

   馬が自分の体を噛む癖のこと。退屈やストレスかが原因といわれているが、馬体に傷が残るほど激
  しく噛む馬もいる。

 

見習い騎手(みならいきしゅ)

   免許の通算取得期間が3年未満であって、「勝利度数」が100回以下の騎手のこと。「減量騎手」と
  もいわれているが、騎手免許を取ったばかりの若い騎手は、ベテラン騎手に比べると技術的にも未熟
  のため同一条件で競走した場合どうしても不利になる。そこでこういう騎手に騎乗機会を多く与え育成
  を図るために、見習い騎手には減量制度が設けられている。見習い騎手が特別競走またはハンデキ
  ャップ競走以外の平地、障害競走に騎乗するときは、勝利度数が20回以下は3㌔減、21回以上30
  回以下は2㌔減、31回以上は1㌔減の負担重量で競馬が出来るというものである。

 

耳捻(みみねじ)

   馬に軽い手術を施したり、ゲートに入るのを嫌ったりするときに用いる器具。短い棒の先端に丈夫な
  鋼で15くらいの直径の輪を作ったもの(耳捻棒)で、耳を入れて捻り、馬の気をそらせ、あるいは刺激
  を与えて馬をおとなしくさせる。これを使うと一見痛そうだが、実際は抑制神経が働き、精神状態を落
  ち着かせる効果がある。

 

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