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当歳馬(とうさいば)

   その年に生まれた馬のことで、「とねっこ」ともいわれ0歳馬を指す。なお日本では従来数え年で年齢
  を表示していたが、2001年より外国に歩調を合わせ、満年齢表示となった。

 

当日追い(とうじつおい)

   出走当日の朝、脚ならし程度に軽く走らせること。

 

当日輸送(とうじつゆそう)

   競馬開催日に出走馬を競馬場に輸送することで、関東なら美浦から東京・中山へ、また関西なら栗東
  から阪神・京都・中京へ当日輸送が行われている。ただ、美浦から東京、栗東から中京への輸送は距
  離があり時間もかかることから、前もって競馬場への入厩も認められている。

 

同着(どうちゃく)

   2頭以上の馬が同時に決勝線に到着し、決勝写真を引き伸ばしても判定が出来ない場合に「同着」と
  なる。同着の時の賞金は、1着が2頭同着の場合1・2着の賞金の合計を折半する。また賞状や賞品は
  同じものを双方に渡すことになっている。連複馬券では1着同着の場合は関係ないが、単勝は両馬とも
  的中となる。2着が同着なら連複馬券も2通りが的中となる。これはあくまで2頭が同着の場合で、3頭
  以上が同着ということもあり得る。

 

道中(どうちゅう)

   レースの途中。

 

頭絡(とうらく)

 

   細い革で出来た馬具で、馬の頭から頬・顎にわたっており、「ハミ」を吊って馬の口の中に入れ、適当
  な位置を保たせるために使用するもので、馬を扱う場合の補助の役目もする。また、ハミをつけないも
  のを端綱(はづな)という。厩舎関係者の間では「頭絡」のことを「天井(てんじょう)」と呼んでいる。

 

登録(とうろく)

   出走登録のことで、中央競馬では出走する意志のある馬は一般出馬登録をしなければならない。現
  在は1開催ごとでなく、春・夏・秋などシーズンごとに一括して登録しているが、開催ごとに追加登録も受
  けつけられている。また特別レースに出走するためには特別出馬登録をしなければならず、前日発売
  のあるG1レースは2週間前に登録されるし、通常の特別レースは1週間前に特別登録が行われている。
  この他、JRAでは馬主・服色・馬名などの登録も行われているが、血統登録だけは財団法人日本軽種
  馬登録協会で行っている。

 

特配(とくはい)

   特別払い戻しのこと。競走は成立したが、たまたま的中券が一票も売れていないとき、その場合全て
  の「馬券(勝馬投票券)」に70円の特別払い戻しをすることになっている。=特払い

 

特別給付金(とくべつきゅうふきん)

   中央競馬で、単勝式と複勝式の払戻金に付加される配当。そのレースの売得金の5パーセント相当額。
  ファンサービスの一環として、1991年(平成3年)より導入。

 

特別指定交流競走(とくべつしていこうりゅうきょうそう)

   中央競馬で、地方競馬に在籍する認定馬、および地方競馬所属の騎手が出場できる競走。=特指戦

 

特別登録(とくべつとうろく)

   特別競走および重賞競走に馬を出走させるとき、出馬投票の事前に行う仮登録。中央競馬では、競走
  の前週(一部競走は前々週)の日曜日に、規定の登録料を支払い登録する。

 

特別レース(とくべつレース)

   ○○特別・○○ステークス・○○賞などレースに名前が付けられている競走は全て「特別レース」とい
  い、一般条件レースと異なり、特別登録を必要tおする競走である。また、G1~G3など格付けされてい
  る重賞レースも特別レースに含まれる。

 

時計(とけい)

   「走破タイム」のこと。たとえば実戦さながらの追いきりをかけた馬にたいして『時計を出す』といったり、
  競馬場で重馬場のときにレースタイムが遅いときに『時計がかかる』などと使う。

 

時計班(とけいはん)

   ウォッチマンのこと。

 

道産子(どさんこ)

   北海道和種。北海道開拓にともなって東北から持ち込んだ南部馬が根付いたもの。

 

栃栗毛(とちくりげ)

   馬の毛色の1種。「栗毛」の中で被毛がやや黒味がかった馬で、こげ茶色といった感じの毛色の馬。
  たてがみ・尾などの長毛は被毛と同色かその色を帯びた白色である。

 

トップハンデ

   ハンデキャップ戦において、出走馬の中で最も重い負担重量。

 

当歳仔(とねっこ)

   当歳馬のこと。

 

トマリ

   受胎のこと。

 

とも

   馬体を大きく3つに分けて前躯・中躯・後躯と呼ぶが、その一番後方の後躯のこと。その中には尻・尾
  股(もも)・後肢が入っているが、一般的には後肢と書いて「とも」と読ますように後肢そのものを指すこと
  が多い。「とも」は競走馬のエンジンの役割を果たすところで、いい馬とは逞しく(たくましく)伸びやかな
  後肢(とも)をもっている。

 

友引(ともびき)

   一部の地方競馬で、出走馬が競走除外になった場合、同枠の他馬もあわせて除外する制度。除外に
  なった枠番号ならびに馬番号の勝馬投票券は返還される。=同枠友引

 

トライアル

   トライアルレースともいい、5大クラシック及び秋華賞(旧エリザベス女王杯)の前に行われるレースで、
  競走名とともに「○○トライアル」と記されているレースのこと。このトライアル競走の上位馬(競走ごとに
  定められた2着または3着)は優先的にそのレースに出走する権利が与えられている。

 

トラックマン

   競馬専門紙の取材記者のこと。レースの予想・記事を書くために朝早くから馬の調教を観察し、攻め
  馬時計を採ったり、また厩舎を歩いて出走予定馬の状態を取材したりする。=TM

 

ドリンク

   ノミ行為のこと。ノミ行為の項参照。

 

トレーナー

   調教師(ちょうきょうし)のこと。調教師の項参照。

 

トレーニングセール

   すでに初期調教を済ませた2歳馬のセリ市。競馬場や育成場の走路で上馬場の騎乗走行を披露した
  うえで競り売りを行う。

 

トレーニングセンター

   一般に「トレセン」といわれ、競走馬を一ヵ所に集めて合理的に調教する場所で、競走馬と厩舎関係
  者の一大団地ともいえる。昭和44年に滋賀県栗東町にはじめてトレーニングせんたーが完成し関西
  馬が集結した。その後昭和53年に茨城県美浦村に関東馬が集まるトレーニングセンターが完成。中
  央競馬の馬はこの2つのトレセンに集結している。また、現在は地方競馬にいくつかのトレーニングセ
  ンターもできているし、「トレセン」と呼ばれる本格的な調教(仕上げに必要な攻め馬)施設を持つ民間
  の育成牧場も多くなっている。

 

トロット

   前脚を高く上げながら小走りする歩様のこと。=速足(はやあし)・諾足(だくあし)・ダク

 

トータリゼーター

   勝馬投票券売上高表示機のこと。現在設置されているトータリゼーターは勝馬投票発売機と電子計算機、

  それに概算払い戻し表示機を直結したもので、トータリゼーターシステムと呼んでいる。大型コンピュ
  ーターで一括処理を行うことにより勝馬投票が刻々オッズ(概算配当率)となって表示される仕組みにな
  っている。

 

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