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追突(ついとつ)

   馬が走るとき、後肢の踏み込みが大きいか、前肢の地面の蹴り方が低いために、前蹄の蹄鉄を後蹄
  で踏みかけたり、突き当たったりすることを「追突」といっており、馬同士がぶつかることではない。

 

使い込む(つかいこむ)

   数多く出走させること。

 

使い減り(つかいべり)

   レース間隔を開けずに、中1週とか連闘で連続的に使ったときに調子を落とすことで、馬体重が一戦
  ごとに減少することから使われるようになった言葉。また一度使うと消耗が激しく続けて使えない状態で、
  レース間隔を開けなければならないような馬の場合にも『使い減りして…』などと使う。細身の牝馬など
  にはこのタイプの馬が多い。逆に間隔を詰めて連続して使える馬のことを『使い減りしない馬』という。

 

つきあげ

   蹄球炎の俗称で肉球の挫傷による炎症のこと。競走馬には裂蹄を合併するものが多い。

 

つけ馬(つけうま)

   好ましいことではないが、出走数揃わずレースが不成立になりそうなときレースを成立させるために、
  使う予定のない馬を急遽出走させる、こういう馬のことを「つけ馬」という。また、レースを分割するため
  に同じように使う馬を「分割要員」などという。

 

つつまれる

   レース中に前後左右に他の馬がいて出て行くことも退くこともできないこと。『馬群に入って出られない』
  とか『ポケットに入って…』などというのがつつまれる状態である。馬数の多いレースでは実力のある馬で
  もこのような展開になることがあり、力を余して負けるというケースもままある。つつまれることは枠順やペ
  ースにもよるが、コース取りとも関連することで、騎手の上手、下手につながることである。

 

繋ぎ(つなぎ)

   蹄の上部と球節の間の部位で、獣医学上の第一指(蹄)骨で構成され、第二、第三指(趾)骨は蹄の中
  にある。繋ぎは馬体の重さ400~500㌔もある重量を受けて、これらを和らげる重要な部位である。疾
  走するとくもずれを起こすこともあるほど沈下することからもいかに大切なところかが分かろう。

 

強目(つよめ)

   攻め馬やレースにおける脚色を表す言葉で、馬なりより強目という意味で使われている。仕掛け気味に
  来ているが一杯ではなくまだ追えば時計が詰まる状態をいう。以前は軽いキャンターより強目、15~15
  より軽いものをいい、厩舎関係者の間では今でもこういう意味で使っている人もいる。

 

ツル頸(ツルくび)

   パドックで歩いているときなどに頸を鶴のように曲げている状態をいう。神経を高ぶらせている馬によく
  見かけるが一見、気合に満ち溢れていかにも走りそうな印象を与えるが、馬の気性の現れで競走能力と
  は関係ない。

 

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