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待機馬(たいきば)

   ある期間レースを開けて出走する馬のことで、夏季中央場所が休みとなり、ローカル(福島・新潟・
  中京・小倉・函館・札幌)で競馬が行われるが、そのローカル戦に出張せず秋競馬を待つ場合にあて
  はまる。また、冬期中央場所ではダート戦が中心に行われており、芝のレースが多くなる春まで待つ
  馬もあり、この場合も待機馬といっていいだろう。

 

退厩(たいきゅう)

   引退、転厩その他の理由により、所属する厩舎を出ること。⇔入厩

 

体高(たいこう)

   管囲・胸囲ともに馬の大きさを測るひとつの基準となるもの。馬の背の高さのことで、厳密には、き
  甲の頂点と地表との垂直距離である。

 

対抗馬(たいこうば)

   レースにおいて一番力があり中心とみられる本命馬(◎)に対抗できる馬。あるいはそのレースで二
  番目に強いと思われる馬のことをいい、予想紙では○印で示される。

 

大差(たいさ)

   10馬身を超える着差のこと。

 

滞在競馬(たいざいけいば)

   競走当日に輸送してレースに臨むこと(輸送競馬)が多くなっているが、あらかじめ当該競馬場に入
  厩してレースに臨むことを滞在競馬という。追い日(通常、水・木曜日)に競馬場にいる馬に当てはま
  る言葉で、美浦あるいは栗東のトレセンで調整し前日に入厩(距離的に当日の輸送が不可能な競馬
  場での競馬)することが増えているが、この場合は滞在競馬とは言わず、『前日入厩』とか『直前入厩』
  といっている。

 

帯同馬(たいどうば)

   遠征馬(重賞レースや目標にしているレースに関西馬なら関東に、関東馬なら関西にいく)と一緒に
  ついていく馬のこと。厩舎関係者の都合で連れて行く場合もあるが、ある程度勝負になる馬を連れて
  行くことが多く、帯同馬の状態には十分注意したい。

 

タイムオーバー

   一般にいわれるタイムオーバーとは、一般事項Ⅱ-,10に定められているもので、サラブレッド系平
  地競走(重賞など番組で特に定めた競走を除く)に出走した馬が、当該競走の第1着馬の競走に要し
  た時間(勝ちタイム)より、芝馬場において行う競走については4秒、ダートコースにおいて行う競走に
  ついては5秒を超えて決勝点に到達したとき、当該競走の施行日の翌日から起算して1カ月間平地競
  走に出走できない。ただし、裁決委員がやむを得ないと認めたときはこのかぎりでない。このほかにも
  出走奨励金(6~8着馬)の交付を認められないもの(基本的には一般事項Ⅱ-,10に同じだが、新馬
  未勝利・未出走戦は芝は3秒、ダートは4秒と定められている)、失格に相当する3000㍍以下のレー
  スで5分、それを超えるレースで7分以上のタイムを要した場合などいずれもタイムオーバーという。

 

ダク

   速歩のことで、コースでの攻め馬の場合キャンターに入る前に予備運動として1周くらいダクで回るこ
  とが多い。以前行われていた「繋駕速歩」馬のことを『ダク馬』といっていた。

 

蛇行(だこう)

   蛇が這うようにくねくねと左右に斜行しながら走ること。

 

叩く(たたく)

   競馬用語としての「叩く」は二つの意味があり、ひとつは騎手が鞭(ステッキ)で馬を叩くことで、レース
  中に気合を入れたり、力を出し切るための補助動作として行う行為。もうひとつはレースを使うことを表
  し、「ひと叩きして…」などよく使われるが、目標の前のレースとか、レース間隔が開いたときに使う。

 

手綱(たづな)

   馬具のひとつ。馬銜(ハミ)の両端に取り付け、乗り手(騎手)が手にとって馬を操る綱。

 

タテ目(タテめ)

   購入した馬券が1-2と1-3のとき、レース結果が2-3だったときに使う言葉。購入した馬券上に数
  字はあるのだが、外れてしまうことでSS狂もよく泣かされる買い目。

 

種馬(たねうま)

   「種牡馬」のこと。厳密にいえば種牝馬も種馬といってよいはずだが、競馬の社会では産駒に牡馬の
  影響力が強く出るためか、種馬といえば種牡馬だけをさす。種牝馬のことは「繁殖牝馬」とか「肌馬(は
  だうま)」といっている。

 

種付け(たねつけ)

   種牡馬を繁殖牝馬に交配させることをいう。

 

ためる

   力を出し切らないで抑えるという意味で使われる。「ため逃げ」といえばペースを上げずに後続馬との
  距離を考えながら自分のペースを作って逃げることで、スパートの瞬間まで力を蓄えるということである。
  追い込みの場合でも『道中脚をためて…』などよく使われる言葉で、追い出すまで力を温存することで意
  味は同じ。

 

ダラブケ

   牝馬の性周期が不規則で、のべつ発情している状態。

 

単穴(たんあな)

   予想評価のひとつで▲印で表されるもの。単勝の穴馬という意味なので、本来は勝つ力を持っている
  が、条件(ペース、展開)がはまらないと惨敗もあるといった馬につけられる。しかし、実際には本命馬・
  対抗馬に次ぐ3番手の馬という感覚でつけられることが多く、▲印と単穴という意味が一致しないことも
  あり、上位を争う1頭と見るほうがいいだろう。

 

単騎(たんき)

   他馬に並ばれたり競り込まれたりせずに1頭でレースが運べること。逃げ馬によく使われる言葉だが
  『単騎追走』などと使われることもあるように、1頭で行ける場合は逃げ馬に限らず単騎といっている。

 

だんご

   密度の高い馬群のこと。また、予想印。

 

単勝(たんしょう)

   「馬券(勝馬投票券)」の1種で「馬番号」で1着になる馬を当てる馬券のこと。昔は馬券といえば「単勝」
  と「複勝」だけだったが、連勝式が出来てからは配当面で魅力がなく売り上げも極端に少ない時代があっ
  た。しかし、近年競馬ファンの急増もあって、勝ち馬を当てるという単勝式が大いに見直されている。
  =単勝式

 

単走(たんそう)

   1頭で走ること。調教で2頭以上が並んで走ることを「併せ馬(あわせうま)」とかあ「併走(へいそう)」

  というが、気性の素直な馬など併せ馬をすると走りすぎてオーバーワークとなってしまう。そのため1頭(単
  走)で追いきり仕上げていく馬も多い。また、現在は1頭での競馬はないが、昔は登録馬が1頭のときは
  単走したこともあった。

 

単複(たんぷく)

   競馬などで、単勝と複勝の両方。

 

ダークホース

   『黒馬』と記されることもある言葉で人気のない馬のことだが、本来は能力のよく分からない馬という意
  味から出ている。人気馬を負かす可能性のある馬のことで、「穴馬」とほとんど同じ意味で使われる。一
  般社会でも『不気味な実力を持つ相手』という意味で使われている。

 

ダートコース

   芝コースを主体に行われていた日本の競馬だが、その芝コースを保護するために造られたコースで、
  表面は砂である。米国のダートコースの構造を参考資料として造られたもので、昭和36年(1961年)
  2回東京戦からダートコースの競馬が行われるようになった。その後、順次各競馬場にダートコースが
  造られ、中央場所の中山・京都・阪神はもちろんのこと、砂コースだった札幌もダートコースに変わり、
  ほかのローカル競馬場の全てにも造られている。従来の砂コースとの違いはそのクッションの良さにあ
  り、砂の敷き方(砂の種類・厚さ・粒子の大きさ)が異なっている。また、ダートコースで好成績を上げる
  馬を『ダート馬』というが、スピードよりパワー型の馬で馬格や血統に負うところが大きいようだ。

 

ダートグレード競走(ダートグレードきょうそう)

   ダートコースにおける中央競馬と地方競馬全域の交流重賞競走で、国内のダート競走の体系化を図
  るために、専門の機関(ダート競走格付け委員会)によって格付けされたもの。

 

ダービー

   1780年英国の第12代ダービー卿が始めた競走で、3歳牡・牝馬による混合レースである。英国では
  長年6月の第1水曜日にエプソム競馬場でおこなわれていたが、1995年からは第1土曜日に変わった。
  日本ダービーもこれに習って作られたもので、昭和7年(1932年)に第1回が行われた。日本ダービー
  の正式名称は「東京優駿競走」という。地方競馬も各地で『ダービー』という名のつくレースが行われ、中
  でも南関東の『東京ダービー』は有名。また、競馬以外でも『○○ダービー』と第一人者を選ぶときに広く
  つかわれるようになっている。

 

ダービースタリオン

   競走馬の生産と育成を題材としたシミュレーションゲーム。1991年(平成3年)第1作リリース。

 

ターフ

   芝、または芝生のこと。ターフコースの略。

 

ターフビジョン

   中央競馬で、競馬場の馬場内に設置された大型映像ディスプレイ装置の愛称。

 

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