SS狂の爆勝馬券法
す
末脚(すえあし)
最後の直線での脚勢のこと。ゴール前の伸び脚の良い場合『末脚が切れる』といい、逆にゴール前
にきて踏ん張りの利かない場合を『末脚が甘い』などという。競走馬にとってこの末脚の良し悪しは強
さ、資質を表すものである。
すくみ
筋肉が硬直すること。疲労の蓄積や急激な運動などに起因することが多く、休養や運動(調教を含
む)の軽減によって回復する。
スクーリング
一般用語では面接授業(通信教育の学生に行う)をいうが競馬用語としては、はじめての競馬場で
レースをする馬に前もって下見をさせることをいう。馬運車での輸送、競馬場へ着いてからは装鞍所・
パドック・馬場への出入り、コースでの足慣らしなど全てを経験させる。
スタミナ・インデックス
種牡馬の産駒の平均勝ち距離(2歳戦、障害戦を除いて計算されたもの)のことで、『平均スタミナ』
ともいっている。これによってある程度産駒の距離に対する適応性を知ることが出来る。しかし、日
本に限らず世界の競馬界で競走距離が短くなる傾向にあり、スタミナよりスピードに重点がおかれ、
あまり重要視されなくなっている。
スタリオン
種牡馬のこと。
スタリオンシリーズ
勝ち馬もしくは上位入賞した馬の馬主に、副賞として種牡馬の翌年度の種付け権利を付与するレース
のこと。北海道の地方競馬で行われている。
ステイヤー
長距離(2400㍍以上)レースで好成績をあげるスタミナ豊富な馬のこと。長距離戦は重賞・特別
レースが主で一般レースにはほとんどない。中距離戦に勝った馬が次第に長い距離にも慣れて勝つと
いうのが日本の競馬の仕組みで、本質的なステイヤーが育つシステムにはなっていないようだ。菊花
賞や天皇賞・春はまさにステイヤー活躍の場だが、ともすると前半緩いペースになり、後半1マイルだ
けの競馬になったりして、本当の意味でのステイヤーだけが勝っているとはいえない。
ステークス
もともと馬主同士が賭けてその賭け金を取り合うレースのことだった。現在の中央競馬では特別レ
ースの全てが登録制になっており、その登録料を付加賞として1着から3着までの馬に7:2:1の割合
で配分されており、ステークス制をとっていることになる。なお公営競馬では特別レースでもステークス
制をとっていない。
ステッキ
鞭(ムチ)のことをいう。
ステップ
目指すレースの足がかりとして出走を予定するレース。また、そのルート。
ストッキング
長白のこと。
スパイラルカーブ
小回りコースではスピードの上がる4コーナーで外に振られる場合があり、その不利を少しでもなくす
ために馬場の内外に高低差をつけたコース。中央競馬では平成6年に新コースとなった函館がこの形
態を導入している。
スパーピン
飛節内腫の俗称。飛節の前内側に骨瘤が発生する関節炎で、関節を構成する骨が完全に化骨して
いない若馬に、強い調教をさせたりすると発症しやすい。また、古馬でも飛節の曲がった馬や歩行時
に飛節をひねるような馬には発症することがある。
スピード馬(スピードうま)
速いタイムのレースになると強い馬という意味と、ダッシュ力のある先行馬という意味がある。前者の
場合は芝の平坦コースなどで力を出すタイプで、ダート等の力のいるレースは不向きだし、重馬場も不
得手にしている馬が多い。後者はハナを切ると強いが、競り込まれたり後手にまわると弱い一本調子の
逃げ馬タイプを指す。
ずぶい
馬自身が積極的に走るタイプではなく、騎手が補助動作(手綱をしごいたり、ステッキを入れるなど)
を加えないとレースの流れについていけない馬を『ずぶい馬』といっている。こういう馬は追われどうし
でいてもバテないので上がりのかかるレースで突っ込んで来たりする。エンジンのかかりが遅いので短
距離向きではない。古馬になってズブさがでてくることもあるが、当初素軽い動きをしていた馬でも、
レース経験を積むにつれてズブくなることで、必ずしも悪いことではない。
スプリンター
ステイヤーの反対で短距離(一般に1400㍍以下)戦に強い馬をいう。長距離戦と違って条件戦でも
特別、一般レースを問わず短距離レースは数多くくまれており、スプリンターの活躍の場は多い。以前
は短距離レースは軽く見られ一流馬の出ないレースというイメージもあったが、現在はスプリンターズS
・高松宮記念などG1レースもあり、スプリンターに対する価値観も変わってきている。
スローペース
前半のタイムが遅く、「上がり」が速いレースの流れのこと。