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サイアー

   種牡馬のこと。

 

サイアーライン

   父系ということ。

 

最内(さいうち)

   最も内寄りのところ。『最内枠』『馬場の最内』などと使う。⇔大外

 

再騎乗(さいきじょう)

   「落馬再騎乗」ともいい、レース中に落馬して競走を中断した騎手が、再度馬に乗って競走を続行

  すること。この場合騎手は馬とともに落馬した地点に戻ってレースに参加しなければならない。

 

裁決委員(さいけついいん)

   着順の確定、異議の申し立てに対する裁決、出走馬および騎手に対する保安措置と裁決、競馬の

  公正を害する行為の取り締まりなど競馬が施行される上で重要且つ絶対に必要な仕事を担当している。

 

再審査(さいしんさ)

   裁決委員によって課せられる馬に対する裁決で、レース中に斜行したり逸走した馬には走路調教再審
  査、ゲート入りの悪い馬、ゲート内での駐立不良、発馬のとくに悪い馬に対しては発走調教再審査が行
  われる。この再審査にパスしないと次のレースに出走できない。

 

サイドレーン

   頭の高い馬を矯正するための馬具。単純な革紐で、ハミ環と腹帯をつなぐようにして使う。ハミ環の左
  右から両側に1本ずつ装着し運動させる。カン性の強い馬で頭を無理に上げようとする馬には中間ゴム
  などを使って伸縮性を持たせ、刺激を与えないようにしている。

 

在来馬(ざいらいば)

   ある地方の風土に適し、その地方で長年飼育され、馬種の起源や渡来を知るよりどころとなるような
  馬のこと。

 

下がり馬(さがりうま)

   成績が徐々に落ちている馬。また、ピークが過ぎはっきり下降線をたどっている馬のこと。⇔上がり馬

 

作(さく)

   額から鼻にかけて続く白斑の1種で、鼻骨の幅を保ち、まっすぐな模様。

 

削蹄(さくてい)

   馬の蹄を削ること。人間の爪の部分に当たる蹄は、そのまま放っておくと人間と同様に伸びる。そこで
  削るのだが、その加減が難しく熟練した技が必要。たいがい削蹄と蹄鉄打ちがセットで行われる。

 

下げる(さげる)

   レース中騎手の判断で、意識的に馬順を下げること。他馬に寄られたり、挟まれたりしてやむをえず
  下げることもあるが、末脚を生かす馬にとっては速いペースについていっては持ち味を生かせないので
  後方に下げてチャンスを待つこともしばしば見受けられる。

 

笹針治療(ささばりちりょう)

   ハリ治療の一種。「三稜針」という針を用いるが、この針の形が笹の葉に似ていることから「笹針」とい
  われる。「こずみ」でうっ血している部分に施し、刺激によって新陳代謝を促す。使い込まれた馬が休養
  する前に笹針を打つことが多く、休養期間は最低1ヶ月くらい必要だといわれている。また、実践に復帰
  するときには『ハリ明け』と呼ばれる。

 

ささる

   調教またはレース中に馬が内へ斜行することをいう。脚いろが一杯となり苦しくて「ささる」場合と、馬
  自身の気性やクセで「ささる」場合があり、後者の場合は左回りでささる馬は右回りになると「よれる
  (外に斜行する)」ことが多い。同じ斜行でも異なった意味で「もたれる」という言葉もあるが、最近この
  区別がなくなってきている。

 

差し脚(さしあし)

   馬の脚質のひとつ。先行馬群を射程圏内に入れて進み、直線の勝負で速い脚を使い、前にいる馬を
  かわす。この差し脚を武器に戦うタイプの馬を差し馬という。

 

差し合う(さしあう)

   一人の騎手の乗る馬が同じレースに2頭以上予定されることをいう。

 

差し返す(さしかえす)

   いったん先頭に立った馬が後方から来た馬に並ばれ、あるいはかわされてから再び巻き返して先頭
  にたったときのことをいう。

 

差し切る(さしきる)

   目標にしていた馬もしくは先頭の馬をキッチリ捕らえたときのことをいう。また及ばなかったときには
  『差し届かなかった』という。

 

挫石(ざせき)

   蹄の底におきる炎症(内出血)。走っているときに後肢の蹄の先端を前肢の蹄底にぶつけたり、ある
  いは石などの硬いものを踏んだときに発症する。蹄底の浅い馬、また時として踏み込みの良い馬にも
  起こりやすい。蹄に熱をもちひどい「跛行」になる。

 

殺処分(さつしょぶん)

   競走馬が病気で倒れたり、脚を折って再起不能と診断されたときに行うことがある。競馬場でレース
  中に倒れた馬が出た場合、幕を張ってスタンドから見えないようにしているが、筋肉弛緩剤を注射して
  馬運車に収容するためで、その場で殺処分することはほとんどない。=「安楽死」

 

サラ系(サラけい)

   「サラブレッド」とは違い、その血統をたどると途中で途切れてしまう馬のこと。また、アラブ種の血が
  25パーセント(以下)まで混ざっているサラブレッドとの混血種を指す言葉でもある。

 

サラブレッド

   馬の品種ひとつで、単に「サラ」という場合も多い。現在JRAではこのサラブレッドだけで競馬が行わ
  れている。イギリスで長い年月をかけて「競走馬」として作られたもので、サラブレッドには「純血」という
  意味がある。一般用語としても『家柄がよい』とか『育ちが良い』という意味合いでサラブレッドと使われ
  ることもある。

 

三角買い(さんかくがい)

   連勝式の投票(賭け)で、3頭のボックス買い。

 

三冠馬(さんかんば)

   「Triple Crown」という表現はもともとアメリカでケンタッキーダービー、プリークネスステークス、

  ベルモントステークスの3競走を制覇したものを表現するために生まれたものとされているが、この表現は

  イギリスにも伝わって、2000ギニー、ダービーステークス、セントレジャーステークスの3競走を「Triple

  Crown」と言うようになった。

  イギリスのクラシック競走体系を導入した日本では、「三冠」という表現は「クラシック競走」である3競走

  (皐月賞、日本ダービー、菊花賞)の総称として使われてきた。日本では狭義の「三冠」として、この3競走

  もしくはこの3競走に相当する3つの競走を特別に「三冠」と表現する。

 

産駒(さんく)

   『○○(馬名)の産駒』という使い方をされ、○○は父馬・母馬を指す。一般的には父馬、たとえば
  “サンデーサイレンス産駒”といういいかたをするが、母馬がクラシック馬など有名な馬の場合は母馬の
  名をつけていうこともある。

 

三大始祖(さんだいしそ)

   現在世界中のサラブレッドの先祖をたどると最終的にたどりつく馬のこと。ダーレー・アラビアン、ゴド
  ルフィン・アラビアン、バイアリー・タークを祖とする三つの牡系統となる。現在この3系統で90%以上
  の割合を占めているのがダービー・アラビアン系である。=三大根幹種牡馬

 

三分三厘(さんぶさんりん)

   ゴールまで660㍍地点のこと。一分は8分の1哩(マイル)で200㍍のことから計算されるわけだが、
  一般には3角(コーナー)過ぎの勝負どころという意味で使われる。騎手の話の中では『3分3厘から行
  って』とか、『3分3厘で手ごたえが…』など仕掛けどころという意味で使うことが多い。

 

3連単(さんれんたん)

   「馬券(勝馬投票券)」の1種。1着から3着までの馬番号の組み合わせ着順どおり当てる方式。

 

3連複(さんれんぷく)

   「馬券(勝馬投票券)」の1種。馬番連勝複式で1着、2着、3着の組み合わせを「馬番号」で当てる馬
  券。組み合わせとして当たっていればよく、1・2・3着の着順は関係ない。

 

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